- HOME>
- 安全に治療を行うために
【院長インタビュー】安全に治療を行うために
さくらの森眼科の考える安全に治療を行うための思い
患者様のご負担をできるだけ軽減することです。手術は体への大きな負担となるため、時間を短縮し、必要な機器を導入することで、恐怖感を減らし、回復を早めるよう心がけています。もちろん、手術の成果として「しっかりと見える」ことは大前提ですが、その上で患者様の不安を和らげることにも注力しています。
手術を受ける際の患者様の不安や負担を軽減するための取り組み
- 最先端の技術を取り入れ、
- 専門医の協力を得る
- など、多角的なアプローチを実施しています。
最新の医療機器を導入されているとのことですがそれはなぜですか?
最先端の医療機器の導入はすべて患者様のため
医療機器の導入にはかなりの投資を行いました。導入により患者様の負担が軽減され、通常では見えない細かな部分まで、簡単な検査で確認できるようになりました。
例えば、眼科ではよく目の奥の疾患を診るために散瞳検査を行いますが、この検査では検査後4~5時間の副作用で車の運転が禁止されたり、眩しさで視界が不快になったりすることがあります。当院では特殊な眼底カメラ(Optos)を導入しており、瞳孔を開かずとも目の奥まで詳細に視認できます。このため、車社会の地域に住む多くの患者様が、病気の診断や治療で二度手間になることなく、その場で検査を完了でき、来院回数を減らすことができます。これは、患者様にかかる負担を大きく軽減できます。
導入して良かったことはありますか?
最新の検査機器の導入も全て、患者様に還元できているところ
手術は週に2回、それぞれの日に平均20件の手術を実施しており、検査機器の導入により患者様の待ち時間を短縮することができています。その評判を聞きつけて、実際に3、40キロも離れた地域からお越しになる患者様もいらっしゃいます。
また、通常は辛い検査もご負担なく短時間で終えることができ、さらに目の奥の隅々までしっかりと検査ができますので、目の病気を早期に発見することができるところです。
検査機器の紹介
人の手には限界がありますが、先進的な機械の使用により、これらの限界を大幅に超える治療が可能になります。このため、多数の高度な機器を取り入れており、時には近隣の総合病院や大学病院を上回る設備を備えていることに自信を持っています。これにより、患者様に対してより精密で効果的な治療を提供することが可能となっています。
Optos(超広角走査レーザー眼底カメラ)
Optosは、無散瞳で眼底全体を捉えることが可能な超広角眼底カメラです。運転後の患者や散瞳が難しい場合でも、眼底検査を行うことができます。以前は大型であったこのカメラも、現在ではよりコンパクトで使いやすいモデルに進化しました。従来の眼底カメラが一度に捉えられる範囲が30~50度であったのに対し、Optosでは200度の広範囲を撮影でき、網膜の周辺部分の病変も見逃しません。
OCT Triton(Swept-Source OCT)
OCTは、網膜の断層像を撮影できる機器で、病気の診断や再発の有無の確認に不可欠です。Swept-Source OCT(SSOCT)は、従来のOCTよりも深い層、つまり網膜よりも奥の脈絡膜までの撮影が可能です。これにより、眼科診療における診断の精度が一層高まります。
OCTA(OCT血管造影)
OCTAは、OCTの特別な機能を利用して、網膜血管の造影検査を、造影剤を使用せずに行う技術です。これにより、アレルギー反応やアナフィラキシーショックのリスクがなく、検査後のフォローアップも容易になります。特に、糖尿病性網膜症や加齢黄斑変性を持つ患者にとって、この検査は非常に重要です。一般に、大学病院などの大規模施設でしか設置されていないことが多い高度な機器です。
HFA(静的自動視野計)
HFAは、視野を測定する機器で、患者は暗室内のドーム形状の装置に顔を入れ、現れる光に応じてボタンを押します。緑内障の患者にとって、この検査は定期的に行われ、病状の進行度や発症の有無をチェックするために必須です。