ICLとは

ICLとは

さくらの森眼科は院長が手術が得意であることもあいまって手術に力を入れています。
2023年度は白内障手術は1,400件、硝子体手術は160件、眼瞼手術は70件にのぼりました。
この数字は地域の総合病院を凌ぐものであり、さくらの森眼科がいかに手術施設として地域に信頼されているかの証であると自負しております。
また、その他の項目としてはオルソケラトロジー治療が非常に多くなってまいりました。オルソケラトロジーについては他の記事、特設ページをご参照ください。いわゆる屈折矯正治療(近視治療)になります。屈折治療というとレーシックが有名ですね。(いい意味でも悪い意味でも・・・個人的には適応を間違えなければ良い治療と思いますが。)
今まで屈折治療というと都市部でしかされなくて高いんでしょってイメージがあったかと思います。なんとなくのイメージで敬遠している医者も多いようです。

これに関してもちゃんと勉強して知識のアップデートをしてあればとても結意義な治療であることがわかるはずです。その屈折治療であるオルソケラトロジーが当院でも増えてきたということは、ここ鈴鹿の地でも意識の高い方が増えてきたのかなと思う次第です。
そこで同じ屈折矯正の治療でもあるICL手術についてついに当院も扱いを始めたというわけです。

ICLって何の略?

ICL、Implantable Collamer Lensの略ですが益々わからなくなりますね。いわゆる眼内コンタクトレンズです。

角膜を削らない治療になるので今までレーシックは不適応と判断されてできなかった近視の強い方や、角膜を削ることに抵抗のある方にも屈折矯正治療の可能性が出てきました。また、度数がずれたり、見え方が希望したものとは異なる場合、摘出して入れ替えることも可能です。
また、削るわけではないので回復が早く、乱視矯正も可能で多くの人は手術当日から良好な裸眼視力を得ることができます。レーシックと違い、5年後10年後も安定した視力をキープすることができます。必要な角膜切開はわずかで術後ドライアイの量も少なくなります。
さてとても良さそうな事ばかり書きました。

メリットがあればデメリットもある。物事の側面ばかりにフォーカスを当てるやり口は好きではありません。デメリットを説明していきましょう。

ICLのデメリットとは?

まずは手術が必要であるということです。
レーシックも手術ですが、ほぼ全自動化されており人の手が介在するところはわずかです。そのために術者ごとの差がでにくくどこで受けても安定した結果が出ると言えるでしょう。
ICL手術は人の手で行いますので手術が未熟な医者や手術に不慣れな施設ではリスクが大きい可能性があります。(この点は当院は大丈夫そうですね。)

次に費用です。個々人の准オーダーメイドのレンズが必要になるのでどうしても高くなります。両眼60~70万前後が一般的のようですが、高いところでは100万をゆうに超える施設もあります。

また、白内障進行のリスクがあります。ICLレンズは水晶体に近いところにインプラントされるので接触があると白内障が進行してしまう場合があります。

細かいことをあげだすときりがないのでこのあたりにしておきます。

 

当院ではSttar社のICLを使用しています。日本で認可を受けているICLを扱う会社の製品になります。
販売には研修をうけて試験にパスしないとなりません。(院長はもちろん認可を得ています)

眼内コンタクトレンズ治療手術の流れ

上記のように手術します。

手術後の主な症状について

見え方について

視力の変動

術後1週間ほどは、炎症などで視力が変動することがあります。

ハロー・グレア・光の輪

夜間や暗い中で光を見た時に、眩しさを感じる場合があります。通常は徐々に気にならなくなりますがこの症状が残る場合はご相談下さい。

一般的な症状(帰宅~翌日)

異物感、充血、かすみ

傷口が治癒し、炎症が治まることで、時間とともに自然に改善します。

手術後の注意事項

手術後一定の期間、日常生活の以下のような項目について制限があります。
詳しくはクリニックにご確認いただき指示に従って下さい。

  • 洗髪・洗顔
  • シャワー・入浴
  • 化粧・アイメイク
  • 飲酒・たばこ
  • 運転
  • 運動
  • プール

以上、簡単ではありますがICLについてお話させていただきました。

興味が出てきたな、もっと詳しく話を聞いてみたいなという方はぜひお問い合わせください。

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