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【副院長インタビュー】さくらの森眼科のドライアイ治療について
ドライアイ治療には、患者様の状態に合わせた点眼薬や涙点プラグの装着などの治療法を用いています。現代の生活習慣が原因で目が乾きやすいため、個々の患者様にあわせた最適な治療プランを提供しています。そのためには、しっかりとドライアイの原因を探る検査が重要となります。当院は、最新鋭の検査機器で患者様のご負担の少ない検査を心がけております。
ドライアイ
「あなたの目、乾いていませんか?」ドライアイセルフチェック
あなたの目は十分に潤っていますか?日々の生活習慣や環境により、目が乾燥してドライアイの症状が出ているかもしれません。以下の症状がある場合、ドライアイの可能性が高いため早めに眼科を受診されることをおすすめします。
- 目薬を使用してもすぐに目が乾燥する
- 夕方にコンタクトレンズの違和感が強まる
- 仕事や読書に集中できないほど目が乾く
- 冷暖房の効いた部屋で目が不快になる
- スマートフォンやパソコン使用時に目の痛みを感じる
ドライアイとは?
ドライアイとは、別名「乾燥性角結膜炎」と呼ばれ、目の乾燥、疲れ、充血、涙目、異物感、痛みなどさまざまな症状が表れる状態を指し、涙の分泌不足やバランスの崩れが原因でおこります。デジタルデバイスの使用増加や現代の生活環境が、この症状を引きおこす大きな要因となっています。早期の対策で、症状の悪化を防ぎましょう。
ドライアイの主な症状
- 目の乾き
- 疲れ
- かすみ
- 不快感
- 角膜の損傷や痛み
- 充血
ドライアイを招く5つの原因
ドライアイは主に以下の要因によって引きおこされます。
加齢による涙の分泌減少
年齢と共に涙の量が減少し、質も低下します。
空気の乾燥
特に冬季やエアコン使用時にリスクが高まります。
デジタルデバイスの使用
画面を見ることでまばたきの頻度が減少し、目が乾きやすくなります。
コンタクトレンズの長時間使用
特に含水率の高いレンズは目の乾燥を促します。
マイボーム腺の機能不全
アイメイクの使用などで腺が詰まり、涙の油層の分泌が不足します。
ドライアイから目を守る自分でできる予防法
目のケア
目の周りの血流を良くし、まばたきを意識する。
ディスプレイ作業時の休憩
定期的な休憩を取り、目を休める。
アイメイクの注意
まつげの内側へのメイクは避ける。
コンタクトレンズの正しい使用
使用期間を守り、定期的に眼科を受診する。
ドライアイの放置が引きおこす5つのリスク
実用視力の低下
ドライアイを放置すると、目の乾燥が慢性化し、角膜表面の細かな傷が視力に影響を及ぼします。これにより、普段の生活で必要な「実用視力」が低下することがあります。はっきりとした見え方が難しくなり、日常生活に支障をきたす可能性があります。
角膜感染症のリスク増
角膜の自然な防御機構が弱まると、微生物が侵入しやすくなります。その結果、角膜感染症など、より深刻な目の病気を引き起こすリスクが高まります。角膜感染症は視力を著しく損なう可能性があり、重大なケースでは失明に至ることもあります。
肩こりや頭痛の原因に
目が疲れると、無意識のうちに目を保護しようとする姿勢をとることがあります。これが原因で、肩こりや頭痛を引き起こすことがあります。特に長時間のデスクワークやスマートフォンの使用は、これらの症状を悪化させる要因になり得ます。
集中力の低下
目の不快感や疲れは、集中力の低下にもつながります。視覚情報の処理に余計なエネルギーを使うため、仕事や勉強などの精神的な作業にも悪影響を及ぼします。これは、学業成績の低下や職場でのパフォーマンス低下といった形で、日常生活に影響を与えることになります。
心身への負担増
目の症状が慢性化すると、ストレスや不安を感じることがあります。これらの精神的な負担は、睡眠障害やうつ症状など、さらに心身の健康を害することにもつながります。
さくらの森眼科で行うドライアイの検査と治療
ドライアイの検査
視力検査
最初に行われる視力検査。これはただ視力を測るだけでなく、ドライアイ以外の疾患を見つけ出すための大切な一歩です。
顕微鏡検査
黄〜橙色のフルオレセイン試薬を使い、角膜の傷をチェック。傷がある場所が染まり、顕微鏡でその有無や程度を調べます。
BUT検査
目の表面の涙がどれだけ持続するかを測るBUT検査。涙の膜が5秒以下で破壊される場合、ドライアイを疑います。
シルマー検査
専用の試験紙を使い、涙の量を測定。5分で5mm以下に濡れた場合は、涙不足によるドライアイが疑われます。
ドライアイの治療
ドライアイ専用治療薬
水分補給や角膜修復に加え、涙の成分に直接作用する新タイプの目薬で、涙の層別治療が可能に。質の良い涙を目指しましょう。
涙点プラグ治療
点眼液だけでは足りない場合、涙の排出口を塞ぐ涙点プラグ治療が選択肢に。涙を目の表面に留めて、乾燥から守ります。