日帰り硝子体手術

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【院長インタビュー】当院の日帰り硝子体手術

さくらの森眼科の硝子体手術について

硝子体手術は目の内部にある硝子体を取り扱う手術で、一昔前は大規模な病院での長期入院が必要でした。しかし、現在は大きな切開を必要とせず27ゲージという世界で最も細い器具を用いることで、0.4ミリのすごく小さな穴から目の中に器具を入れて行えるようになりました。この技術により、合併症が少なく、手術の回復が非常に早く、目への侵襲も最小限に抑えられます。わずか0.4ミリの穴を介して手術を行うため、目への負担が非常に小さく、翌日から日常生活に戻れるケースが多いです。私は、大学病院や総合病院でこの硝子体手術を専門としてきた経験から、クリニックにおいて日帰り手術で多くの疾患に対応が可能です。

硝子体手術にかかる時間は?

一般的な硝子体手術は、15分から30分程度で完了します。これは、術者の熟練度に大きく依存する部分もあり、当院では、経験と高い技術力により迅速で、侵襲の少ない手術を実現しています。

さくらの森眼科の硝子体手術のこだわり

硝子体手術は目の疾患を扱う上で重要な手術の一つであり、培った経験と最新の技術によって患者様の負担を大幅に軽減しながら効果的な治療をご提供しています。この進歩は、目の健康を守り、より良い視力回復を目指す上で大きな意味を持ちます。回復が早いということは、目の侵襲が少ないことを意味します。

全ては患者様が安全に安心して手術を受けていただけるために、さくらの森眼科はこれからも技術の向上と、最新機器の導入への努力を怠りません。

硝子体手術

硝子体手術とは?

硝子体手術は、眼の透明な組織「硝子体」に対して行われる精密な治療です。硝子体は、水晶体と網膜の間に位置し、コラーゲン繊維と水分で構成されており、眼球の大部分を占めています。この硝子体が原因で網膜が正常に機能しなくなることがあり、その際に硝子体手術が必要となります。想像してみてください。ガムをティッシュペーパーから繊細に剥がすような作業。これが硝子体手術の難易度を物語っています。手術は通常、局所麻酔のもと12時間で行われますが、当院では1530分程度で行うことを実現しています。

手術の流れ

硝子体手術では、白目の部分から細い器具を眼内に挿入します。この器具を用いて、出血や濁りを引きおこす硝子体を切除・吸引し、必要に応じて網膜の修復を行います。例えば、網膜に穴が開いている場合は、レーザー光線で固めて穴を塞ぎます。

さくらの森眼科の硝子体手術では27ゲージの器具を使用し、0.4ミリの穴から低侵襲で行うため、回復が早いのが特徴

硝子体手術が適応の目の病気

硝子体手術は、以下のような目の病気の改善に役立ちます。ご紹介したのはほんの一例です。眼に関する様々な病状が硝子体手術によって改善される可能性があります。

  • 網膜剥離
  • 硝子体出血
  • 増殖糖尿病網膜症
  • 黄斑上膜
  • 黄斑円孔
  • 網膜静脈閉塞症
  • 眼内炎
  • 水晶体核落下

硝子体手術のリスクと注意事項

硝子体手術は現在、高い安全性とともに広く行われていますが、手術にはリスクが伴います。これらのリスクを最小限に抑えるためには、術前に主治医と十分に話し合い、理解を深めることが重要です。

感染性眼内炎

0.1%の患者さんで感染性眼内炎が発生します。術前術後の抗生剤使用や術中の徹底した消毒により、感染リスクを最小限に抑えますが、手術創や眼表面の病原菌が原因で眼内感染をおこす可能性があります。感染が発生した場合、再手術や抗生剤の投与が必要となりますが、視力の回復は難しい場合が多いです。

駆出性出血

眼内の血管が破裂し、大出血を引きおこす非常に稀な合併症です。これは硝子体手術に限らず、すべての眼科手術でおこります。

網膜裂孔、網膜剥離

手術中の眼内操作や術後の硝子体収縮によって新たな網膜裂孔や網膜剥離が生じることがあります。多くの場合、これらは再手術によって修復が必要です。 

増殖硝子体網膜症

長期間放置された眼疾患や若年者の術後におこりやすい難治性の合併症で、術後に眼内に形成された膜が網膜剥離を引きおこします。

血管新生緑内障

糖尿病網膜症の術後などで新生血管が形成され、眼内の排水路を塞ぎ、眼圧が上昇して緑内障へ進行する可能性があります。これは難治性の疾患です。

眼圧上昇

術後に一時的な眼圧上昇を経験することがありますが、ほとんどの場合、点眼剤による治療や経過観察で改善します。稀に長期間の治療が必要になる場合もあります。

硝子体出血

特に糖尿病網膜症の術後に頻発する合併症で、術後に眼内で出血が生じることがあります。多くの場合、2週間以内に改善しますが、再手術が必要なケースもあります。

術後の充血、異物感

手術による眼の表面の傷が原因で、術後に充血や異物感を感じることがありますが、数ヶ月で自然と目立たなくなります。

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