院長ブログ

ドライアイ

2022.10.14
ドライアイは眼科で治そう!

皆さんこんにちは。院長の一尾です。今回はドライアイのお話です。

まず結論から言うとドライアイは眼科で処方される点眼薬が最も効果的というお話です。

薬局などにもたくさん売っていますが、それで良くなった人はまずこのページを見ていませんね。薬局の目薬で良くならない、他院の目薬をずっと使っているがあまり効果が感じられない。そのような方は一度このコラムを見ていただけたらと思います。ひとことでドライアイといっても様々な症状があり、それに応じた治療方法があり千差万別です。

どのようなタイプがあってどんな治療が必要なのか以下で解説していきます。5分もかからず読み切れるのでドライアイでお困りの方は一度目を通していただければと思います。

治療方法には、目薬にもそれにふさわしいものや、はたまた簡単な外科治療まで存在します。ひとりひとりに合わせた治療方法を選択していきたいものですね。

しかしドライアイって根本的に中々良くならないんです。長く目薬を使っていく必要があるので、自身の受けている治療が納得できるものであることがとても大事だと考えています。そのためにこのコラムが参考になっていただければと思います。

ドライアイの症状って「目が乾く」だけじゃないの?

そうなんです。勿論一番の症状は目が乾く感じなんですが、それだけじゃないんです。
代表的な症状を羅列してみます。

・目が乾く
・目が重い
・目が疲れやすい
・目がしょぼつく
・かゆみ
・かすんで見える
・まぶしい
・充血する
・涙が出る
・なんとなく眼に不快感がある

どうですか?当てはまる項目があるかもしれません。勿論、ドライアイが原因ではないこともあるので、あくまでも可能性の1つと考えていただければと思います。

ドライアイって程度や期間によっていろんな症状がでるんですね。目が疲れやすい、なんとなく不快感があるなどは意外と見過ごされています。

近年はやはりドライアイの患者さんは増えてきています。約2,000万人と言われています。5人に1人です。

これはなぜでしょうか?? 

スマホが原因かも!?

日中パソコンで仕事をして休憩時間、通勤時間はスマホを見ている。そりゃあドライアイなりますよって話です。画面を集中してみていると瞬きの回数が減少します。しかも、エアコンの効いた部屋で過ごすことがほとんどなので、そもそも部屋が年中乾燥しています。

もはや現代の国民病といっても過言ではないです。

かといってパソコンやスマホなしに過ごすことはできないので、共存していく必要があるわけです。

適宜、目薬を使うことで症状は緩和されますし、時々休憩を挟むことです。まばたきを数回して少し遠くを見ることで目を休めましょう。

さてスマホ関連の話でもう一つ。
人間には自律神経というものがあります。自律神経には交感神経、副交感神経の2種類があります。興奮時は交感神経が強く働き、休んでいるときやリラックスするときには副交感神経が優位になります。

原始時代、人類は狩りをして生活してきました。遠くのマンモスを発見するのには交感神経を働かせて散瞳してより早く発見し、獲った獲物を近くで見て食べていた訳です。

近くを見るときは副交感神経が優位で目は縮瞳してリラックスしたいはずなのに、現代ではパソコン、スマホをみて臨戦態勢なわけです。これは体の仕組みに反しているわけですから無理がかかってきているわけですね。

このために眼精疲労や目の重い感じが出てきてしまっているわけです。

ドライアイの点眼治療

やはり涙なしにはドライアイは語れません。
涙は3層構造になっています。ムチン層、水層、油層の3層です。

ムチン層が涙を表面にとどめます。油層は水層の表面に膜状に広がって蒸発を防ぎます。
ドライアイとはこの3層のバランスが崩れることによって引き起こされているのです。

御託を並べずに目薬の話をしますね。

何種類かあります。大きく分けてヒアルロン酸、ジクアスルホナトリウム、ムコスタ、ステロイドがあります。

ヒアルロン酸ナトリウム

良く聞きますね。整形外科や美容領域でも一般的に使われているものです。主に水層、油層の補充といった役割をしています。

ジクアスルホナトリウム

ムチン層、水層に働きかけて涙の安定をもたらします。

ムコスタ

ムチン層によく働きかけます。白っぽい濁った目薬なので点眼後しばらくぼやっとします。

低濃度ステロイド

欧米ではドライアイは眼の炎症性疾患だという説が主流です。本邦ではそうではないという意見が主流ですが、どちらの言い分も正しそうです。

上記の薬効の薬をドライアイの種類に応じて使い分けていきます。
場合によっては2種類の併用がよいこともあり、ドライアイの重症度、病型で異なってきます。

ドライアイの外科治療

ドライアイのタイプによっては目薬ではなく、手術が必要なこともあります。

手術といってもそこまで大げさなものではありません。眼には目頭のあたりに上下に2つ、涙点と言われる穴があいています。これは涙の排出口の役割をしています。

泣くと涙が出ますよね。とてもたくさん泣くと鼻水まででるかと思います。これは涙があふれるほど出てその排出口から涙が鼻の奥に流れ込んでいるからなんです。

眼の表面の涙の入れ替えをすることによって表面を綺麗に保っているんですね。

ですが、涙の量が極端に少ない人になるとこの排出口が邪魔になってきます。必要な分まで流してしまって、足りなくなってきてしまいます。

そこでこの涙の排出口、涙点に蓋をしてしまおうという治療が涙点プラグです。
上下の涙点に1つずつプラグで蓋をすることで過剰な涙の流出をとめてしまいます。

ここまでしなくてはならない人はまれですが、一言ドライアイといっても軽度な人から重症な人まで様々です。なにせ2,000万人、5人に1人の病気ですからね。多種多様なタイプ、治療が存在しています。

最後に

いかがだったでしょうか。ドライアイは多くの治療方法の選択肢がある一方、眼科医でもその使い分けが難しいことがあります。

当院ではドライアイの病型をしっかり分類して、それにふさわしい治療を選択できるように努めています。
治りにくい、かつ悩んでいる方が多い病気ですのでしっかり個々にあった治療方法を提案させていただきます。ご自身ではどのタイプのドライアイかわからないでしょうから、いちどご相談いただければと思っています。
皆さんの眼が良くなってくれることを祈っています。

ではごきげんよう。

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