皆さんこんにちは!
「お久しぶりです」の言葉に重みを感じるスタートとなりました^^;
今回は院長ブログにスタッフNがお邪魔いたします!
どうぞよろしくお願いします。
最近、急に暑くなってきましたね。夏本番はもうすぐそこ…
こまめな水分補給、塩あめに日傘に冷感グッズ!皆さんも熱中症にはお気をつけください。
さて、眼科に勤務して20年の私調べではありますが、この季節「コンタクトに初めてチャレンジしよう!」
「久しぶりにコンタクトをしてみよう!」と思われる患者さんが増えるように感じます。
理由は様々ですが、「ライブやお祭り、花火などイベントの時に使いたい!」とか「汗で眼鏡がズレるからコンタクトにしたい!」とか「春から始まった新生活にも慣れ、少し余裕が出てきたから」などといったご意見を耳にします。
そこで今回は使い捨てのソフトコンタクトレンズについてのお話しです。
◎近年のコンタクト事情は?
皆さん「シリコーンハイドロゲル素材」をご存知でしょうか?
ソフトコンタクトレンズをご使用中の方や始めてみようと検索された方は聞いたことがあるかと思います。
使い捨てのソフトコンタクトレンズにこの素材が使われ出したのは10年くらい前のことです。
「シリコーンハイドロゲル素材」を用いたコンタクトレンズは従来の素材を用いたコンタクトレンズに比べ「酸素透過率」が格段にアップしました。
目の健康には酸素が欠かせません。人間の角膜には血管が存在しないため、涙を介して大気中の酸素を取り込んでいます。
しかし、コンタクトレンズを装用すると目にフタをすることになるので、どうしても角膜に届く酸素の量が減ってしまいます。
そこで重要になってくるのが「その素材がどれだけ酸素を通すか」を示す酸素透過率なのです。
そして、目が酸素不足になると起こりうる症状がいくつかあります。
一つめは・・・
①充血…コンタクトを長時間装用すると角膜(黒目)が酸素不足に陥ります。そこで何とかして酸素を取り込もうと結膜(白目)の血管が拡張したり伸びたりします。これが充血の原因です。
この場合、かゆみや痛みを伴わないことが多く、コンタクトレンズを外して一晩寝ると翌朝には少し充血が引いていることもあり「痛みはないし大丈夫かな?」「寝たらマシになるから重症ではないのかも!」と思ってしまう方もいらっしゃるのでは…
それはたいへん危険です!!このような状況が続くと慢性的な酸素不足に陥り血管がさらに伸び続け、ついには本来血管の存在しない角膜にまで侵入していき「角膜新生血管」という状態になります。重症の場合には視力低下の可能性もあります。
二つめは・・・
②感染症です!そこで、次回は感染症について詳しくお話しますね。
ぜひ次回もご覧ください。